2024.4.15~4.21

4月15日(月)

まだ4月も半ばだと言うのに、夏の陽気でげんなりする。
兄と姉(私)は結婚しないのかと弟が言っていた、と母から聞く。自分でも漠然と結婚しないだろうなと思っていたのに、弟から結婚する可能性があると思われていたことに驚き。
昔から恋愛も結婚も自分に関係ないイベントだと思っていた。人生で一度もクラブ遊びしたことない人やスポーツ観戦したことない人と同じで、「必要ないからしない」の気持ちが大きい。以前母に「孫の顔が見たいか」「"おばあちゃん"になりたいと思うか」と聞いたら「別に」という回答だった。亡くなった父にも結婚を望まれた記憶がない。本人にする気がなく、周囲もさせる気がないなら、もうしなくていいんじゃないかなと思う。

 

4月16日(火)

休み。6時半に起きてラジオ英会話の聴き逃し配信を聴く。相変わらず遅れてはいるものの、講座を聴いてる15分間が楽しくなってきた気がする。講義形式の勉強スタイルが合ってるのかもしれない。

 

4月21日(日)

休み。横になって過ごす。水曜から金曜までの記憶がない。休日も出掛ける元気がない一週間だった。仕事は忙しくないけど毎日外部の人がひっきりなしに出入りしていて、知らない間に気疲れしてるのかもしれない。まだ後数ヶ月は続きそうで憂鬱。

2024.4.8~4.14

4月8日(月)

K's cinemaで上映中の『坪川拓史全作品』を観に新宿へ。『ハーメルン』『アリア』『美式天然』の三本を観る。
2013年公開時以来、10年ぶり2度目のスクリーンで観る『ハーメルン』はあたたかく静
かで、銀杏の黄色が美しかった。初めて観る『アリア』『美式天然』は夢と現実を彷徨うような、不思議な手触りの映画だった。昨年観た鈴木清順の映画をどことなく思い出す。
監督の舞台挨拶、出演者との対談で貴重な撮影裏話を聞く。坪川監督の映画を観るために来た人達が集まり、シアターもロビーも賑やかで、楽しい夜だった。しばらく行っていないライブハウスの夜を思い出した。

 

4月9日(火)

雨。先月から気掛かりだった案件が片付いていて一安心。
夜、ラジオ英会話の先週分のレッスンを聞こうとして配信が終了していることに気付く。『チャレンジ』を溜めていた小学生の頃を思い出し、苦い気持ちになる。いい大人になっても自主学習の習慣が身に付かない。

 

4月10日(水)

再び新宿。K's cinemaに行く前にお昼ご飯。大戸屋でチキン南蛮定食を食べる。紀伊国屋書店に寄り本棚を見て回る。
一昨日に引き続き『坪川拓史全作品』上映。『モルエラニの霧の中』を観る。誰かの記憶のアルバムを捲り、旅するような映画だった。ここ数年で亡くなられた俳優さんたちが何人も出演されていたのもあるかもしれない。
しんみりした気持ちに包まれて、帰宅ラッシュの電車に揺られて帰る。

 

4月11日(木)

眠気に勝てず縦になれない。寝て過ごす。

 

4月12日(金)

共同親権法案、強行採決」のニュースと「日本人83万人減、過去最大」のニュースが同時に流れてきて、結婚して子供を持つことがリスクになるような国で子供が増えるわけないだろバカが、と思う。マッドマックスの世界かよ。私たちはモノじゃない。

 

4月13日(土)

宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』を聴き、「with MUSIC」の特集を観る。宇多田ヒカルのどの曲が好きかでその人の好みが分かりそう(Deep RiverFINAL DISTANCE、Be My Last、真夏の通り雨桜流し)。

 

4月14日(日)

弟が結婚するらしい。おめでたい。おめでたいと思うのに、自分も結婚したい気持ちとか焦る気持ちが全くないあたり、結婚しないんだろうなあと思う。

2024.4.1~4.7

4月1日(月)

休み。昼近くに起きる。いい天気と思った矢先ににわか雨が降る変な天気。
朝ドラ『虎に翼』第一回を観る。初回からド真ん中のフェミニズムドラマで今後に期待。午後は読みかけの日記本を読んだり、ブログを弄ったりしていた。いいブログタイトルが思い浮かばない。
そうこうしてるうちに体調が下降してきたので、横になって眠る。調べたら気圧上昇真っ只中だった。下降より上昇のがキツイ。3月は低空飛行で過ごしたけど、4月も無理せずほどほどにやっていく。

 

4月2日(火)

朝ドラチャレンジ失敗。ドラマを観たい欲より出勤ギリギリまで寝ていたい欲が勝つ。たまのお出かけも前日までの出掛けたい欲が当日のやっぱり出掛けたくない欲にあっさり負けたりするので、分かりきっていた結果ではある。
出勤し山盛りの月初の業務を片付けていく。いつになく暇だったので捗った。定時で退勤。

 

4月3日(水)

曇りのち雨。沖縄・宮古島方面で地震津波警報のニュースを横目に出勤。
昼のニュースで台湾で大きな地震があったことを知る。一階部分だけが潰れたアパートの映像を観て、小学生の時に授業で観た阪神・淡路大震災のアニメ映画を思い出す。一見何の違和感もなく、団地の建物の形は残ったまま、よく見ると一階部分だけがきれいに潰れ、そこに住んでいた同級生が亡くなったという話だった。今も余震が続いているという。これ以上大きな被害が出ないことを祈ることしか出来ない。
注文していた本が届いた。4月1日に間に合わなかったNHKラジオ英会話のテキストがようやく届いたので遅れを取り戻す。

 

4月4日(木)

休み。昼過ぎ起床。
ツイッターで「吉田秋生作品期間限定無料」のツイートを見かけ、気になっていた作品を幾つか読む。刊行された年代や作者がそれを支持しているわけではないというのを踏まえても、何か読者へのエクスキューズがあるわけでもなく、ただその当時はそれが当たり前だったとミソジニーホモフォビアがぽんとお出しされている作品を今読む時、どういう心境で読んだらいいのか分からなくなる。無理して読む必要ないのかもしれないけど。

 

4月5日(金)

仕事が思うように進まず苛つく気持ちを堪え何とか終える。普段やらないような凡ミスをする。疲れが溜まっているのだと思う。帰宅後全てを諦めて就寝。

 

4月6日(土)

世界アセクシュアルの日らしい。こういうのノレないんだよなあと眺めていたら、「表現したい人はして、祝いたい人は祝い、学びたい人は学び、繋がりたい人は繋がりましょう。何もしたくない人は、普段と変わらない日を過ごすことができます。」というツイートを見かけホッとする。
客観的に見たらAスペクトラム寄りだと思うけれど、しっくりくるラベルが見つからないのと他の当事者の話を聞くとどうにも自分は当て嵌まらない気がして、ここも自分の居場所ではないなと思う。「セクシュアリティーはグラデーション」という考え方に救われている。ラベルが必要な人は使えばいいし、必要なければ無理に使う必要ない。人によって濃淡があるしそれはおかしなことではないという考え方に、宙ぶらりんな気持ちも少しは慰められる。

 

4月7日(日)

柴沼千晴『親密圏のまばたき』読了。先月から『犬まみれは春の季語』『頬は無花果、たましいは桃』と順に読み終え、日記を書こうと思い立ったのはこの日記本の影響である。生活の記録ってどうしてこんなに面白いんだろう。毎日書き続けるほど実のある生活してないからなと思ってこれまで避けてきたけど、これでいいのか。書くことなかったら好きな曲のランキングを書いてもいいのか。柴沼さんの日記を読んで日記というものへのハードルが下がる。
明日の映画のチケットを予約した。初回以降見逃し続けている『虎に翼』を観るためにNHKオンデマンドに登録しようか迷う。